スプリンターズステークスの特集記事

今週のメインレースは、
秋のスプリント王決定戦の
第42回スプリンターズステークスである。


第42回スプリンターズステークスでは、
スズカフェニックス(横山典)及びファイングレイン(幸)
という2頭の高松宮記念馬だけでなく、
カノヤザクラ(小牧)及びスリープレスナイト(上村)などの
夏の上がり馬も注目される


そこで、ステップレースごとに
第42回スプリンターズステークスへの
出走各馬の能力を分析する。


セントウルステークスからは、
1着のカノヤザクラ(小牧)、2着のシンボリグラン(福永祐一)、
4着のジョリーダンス(内田博)、6着のタニノマティーニ、
8着のスズカフェニックス(横山典)、9着のファイングレイン(幸)、
10着のスピニングノアール(蛯名)及び
11着のアポロドルチェ(勝浦)が
第42回スプリンターズステークスに出走を予定している。


カノヤザクラは、
セントウルステークスにおいて、
4~5番手からレースを進め、
直線に向いて小牧騎手に追い出されると、
逃げ争いをした3頭をあっという間に捕らえて、
第22回セントウルステークスを快勝した。


カノヤザクラのセントウルステークスの勝利は、2着のシンボリグランに1馬身以上の差をつけてのものであり、快勝と言っていいだろう。


よって、
第42回スプリンターズステークスにおいても、
充実著しいカノヤザクラには高い評価を与えるべきである。


ただし、カノヤザクラは出遅れ癖のある馬なので、
出遅れる可能性を加味して評価すべき
と競馬理論では判断している。


一方、シンボリグランのセントウルステークスの2着は、開幕週でスローペースという前残りの流れを3番手から追走する楽な展開に恵まれたものであり、内容的な価値は低い。

よって、
第42回スプリンターズステークスにおいては、
カノヤザクラを逆転する可能性が低いシンボリグランには
あまり高い評価を与えるべきではない

と競馬理論では判断している。


一方、ジョリーダンスのセントウルステークスの4着は、中段の外目から33秒2の脚を使って追い込んでのものであり、シンボリグランとの着差を考えると、レース内容的にはジョリーダンスがシンボリグランを上回る。


よって、
第42回スプリンターズステークスにおいては、
シンボリグランよりもジョリーダンスに
高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


一方、タニノマティーニのセントウルステークスの6着は、直線で前が塞がる不利があってのものだが、スローペースのインの4番手を追走する絶好の展開にもかかわらずモタついていたことを考えると、G1では荷が重いと判断せざるを得ない。


よって、
キーンランドカップでキンシャサノキセキを破った
実績自体には評価を与えつつも、
タニノマティーニを馬券対象として評価する必要はない
と競馬理論では判断している。


一方、スズカフェニックスは、
セントウルステークスにおいて、スタートで出遅れてしまい
最後方からの競馬となってしまった。


そして、スズカフェニックスは、
徐々に外目を進出し、
直線でも大外から33秒1の脚で追い込んだが、
8着が精一杯であった。


このように、スズカフェニックスのセントウルステークスの惨敗は、開幕週でスローペースの展開に脚を殺されたものであり、出遅れて大外を回らされながらも上がり33秒1の脚を使っていることを考慮すると、悲観すべき内容ではない。


よって、
第42回スプリンターズステークスが
ハイペースで追い込みが届く展開になれば
スズカフェニックスがまとめて差し切って
勝利を収めるだろう。


ただし、
スズカフェニックスは人気先行タイプの追い込み馬なので、
脚を余す可能性と配当とのバランスから
馬券の期待値を考えて評価を下すべき
と競馬理論では判断している。


一方、ファイングレインは、
セントウルステークスにおいて、
勝ったカノヤザクラの直後からレースを進めたが、
直線ではまったく伸びず9着に敗れてしまった。


ファイングレインのセントウルステークスの敗戦は、このようにまったく見せ場のないものであり、休み明けで59キロの斤量を考慮しても酷い内容であった。


よって、
第42回スプリンターズステークスにおいては、
高松宮記念馬という実績だけで、
ファイングレインを過信すべきでない
と競馬理論では判断している。


一方、
セントウルステークスで10着の
スピニングノアール及び
11着のアポロドルチェは負けすぎなので、
第42回スプリンターズステークスでも
通用する可能性は低い

と競馬理論では判断している。


一方、
札幌競馬場で行われたキーンランドカップからは、
1着のタニノマティーニ、2着のビービーガルダン(安藤勝)、
3着のキンシャサノキセキ(岩田)、7着のトウショウカレッジ(池添)、
12着のプレミアムボックス(三浦)及び
15着のウエスタンビーナス(郷原)が
第42回スプリンターズステークスに出走する。


タニノマティーニのキーンランドカップの勝利は、イン有利の馬場でインの3番手を追走する絶好の展開及びキンサシャノキセキが脚を余したことに恵まれたものであって、内容的な価値は高くない。


更に、
セントウルステークスで通用しなかったことも
考慮に入れると、
第42回スプリンターズステークスにおいて
タニノマティーニに高い評価を与える必要はない
と競馬理論では判断している。


一方、ビービーガルダンは、
キーンランドカップにおいて、
イン有利の馬場をマイペースで逃げたにもかかわらず、
タニノマティーニに敗れており、
先行馬が揃った第42回スプリンターズステークスでは
逃げられずに惨敗する可能性が高い。


よって、
ビービーガルダンには無印評価で十分
と競馬理論では判断している。


一方、キンシャサノキセキのキーンランドカップの3着は、直線で前が塞がって脚を余してのものであり、内容的には上位2頭を上回る。


よって、キーンランドカップ組では、
キンシャサノキセキだけに高い評価を与えればよい

と競馬理論では判断している。


ただし、
非常に気難しい馬なので、
あまり人気になるようであれば、
キンサシャノキセキを押さえ程度にととめるのも
一つの手であろう。


一方、トウショウカレッジ、
プレミアムボックス及びウエスタンビーナスは、
キーンランドカップで負けすぎなので、
メンバーが強化する第42回スプリンターズステークスでは
苦しいと判断せざるを得ない。


まったくの別路線組では、
スリープレスナイト(上村)が大いに注目される。


スリープレスナイトは、CBC賞及び北九州記念を圧勝しており、芝のスプリント戦線では底を見せていない。


よって、
スリープレスナイトが、
第42回スプリンターズステークスでも
スピードの違いを発揮して圧勝してもおかしくはない


ただし、
G1ともなるとかなりペースが速くなるので、
スリープレスナイトが、
これまでのようにマイペースで先行する競馬が
できなくなる可能性は高い。


第42回スプリンターズステークスが
このような先行馬に厳しい展開となってしまった場合には、
スリープレスナイトが惨敗する可能性が飛躍的に高まる
と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第42回スプリンターズステークスに出走する
有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第42回スプリンターズステークスの最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、
第42回スプリンターズステークスの予想をお楽しみに。

3歳牝馬アストンマーチャンが電撃の6ハロン戦を制す


第41回スプリンターズステークスは、3歳牝馬アストンマーチャン(中館)の逃げ切りで決着した。


競馬理論は、アストンマーチャンを、第41回スプリンターズステークスの自信の本命馬として予想した。


この予想方法を簡単に紹介したい。


まず、春のスプリント王決定戦の高松宮記念を圧勝したスズカフェニックスは、調教の時計こそ悪くはないが、調教の本数が明らかに不足しており、万全とは言えない仕上がり状態であった。


このことから、競馬理論は、スズカフェニックスの能力に敬意を払いつつも、本命評価とすべきではないと判断した。


そうなると、前哨戦のセントウルステークスを5馬身差で圧勝したサンアディユ(川田)に注目せざるを得ない。


しかしながら、競馬理論は、サンアディユよりも、アストンマーチャンを重視すべきと判断していた。


なぜならば、セントウルステークスを圧勝したサンアディユですら、北九州記念では、追っ付けながら先行するのが精一杯で、直線で馬場の綺麗な外に出せたにもかかわらず7着に敗れてしまった。


一方で、アストンマーチャンは、最初の3ハロン32秒台前半の超ハイペースの流れを、馬なりで3番手を追走できたが、馬場の悪いインに押し込まれてしまい、6着に敗れてしまった。


このような北九州記念を分析する限り、アストンマーチャンのレース内容は、サンアディユのレース内容を大きく上回っていた。


よって、アストンマーチャンは、サンアディユに先着する可能性が高く、初の1200m戦で未知の魅力のあるキングストレイル以外には負けないと判断し、競馬理論は、アストンマーチャンを自信の本命に予想した。

レースでは、アストンマーチャンは、抜群の好スタートを切ったローエングリン(四位)を制してハナを切ると、ペースを緩めずに33秒1のラップで逃げを打ち、4コーナーでは後続を引き離して勝負を決めた。


アストンマーチャンは、さすがにゴール前で脚が止まってしまったものの、4コーナーでの大きな貯金を生かして、2着のサンアディユに3/4馬身差をつけて先頭でゴールした。


アストンマーチャンの第41回スプリンターズステークスの勝利は、大雨の影響によるイン有利の馬場に多少恵まれたものの、ハイペースで逃げる横綱競馬でのものであり、内容的な価値は高い。


よって、3歳牝馬のアストンマーチャンが、今後のスプリント戦線でも常に中心となっていくだろう。


そのため、競馬理論は、アストンマーチャンに、今後も高い評価を与えていく。


ただし、外が伸びる馬場で行われるレースでは、内で先行して粘り込むアストンマーチャンよりも、キングストレイル(田中勝)やスズカフェニックス(武豊)に高い評価を与えるべきであろう。


第41回スプリンターズステークスの2着には、サンアディユが入った。


サンアディユは、アストンマーチャンから離れた2番手集団を進んだが、勝負どころで追走に苦労して、2着の確保も怪しい手応えであった。


しかしながら、サンアディユは、直線に向くと、しぶとい伸び脚を発揮して、アストンマーチャンに3/4馬身差まで迫った。


サンアディユの第41回スプリンターズステークスの2着は、ハイペースの展開及び馬込みの中での追走を克服してのものであり、前走のセントウルステークスの圧勝がフロックではなく、レース毎に力をつけていることを証明した。


よって、競馬理論は、今後の短距離戦線でもサンアディユに注目すべきと判断している。


第41回スプリンターズステークスの3着には、アイルラヴァゲイン(松岡)が2番手から粘り込んだ。


アイルラヴァゲインは、好スタートを切ると、アストンマーチャンから離れた2番手のインを進み、直線では2着を確保したようにも見えたが、ゴール前でサンアディユに差されてしまい3着に敗れた。


アイルラヴァゲインの第41回スプリンターズステークスの3着は、離れた2番手を追走できたことによって、楽なペースで逃げているのと同じ状態になったことによるものが大きい。


また、アイルラヴァゲインにとっては、大雨の影響によるイン有利の馬場も味方した。


なお、16番人気のタマモホットプレイ(石橋)が5着に最内を突いて5着に追い込んだことからも、第41回スプリンターズステークスがイン有利の馬場で行われたことがわかる。


よって、アイルラヴァゲインが、次走以降において、第41回スプリンターズステークスの好走で人気になるようであれば、競馬理論は、アイルラヴァゲインの評価を下げるべきと判断している。


第41回スプリンターズステークスの4着には、キングストレイル(田中勝)が追い込んだ。


キングストレイルは、初の1200mのペースに戸惑うことなく、中段よりやや後方を追走し、直線で大外から追い込んだが、外々を回らされるコースロスが響いて、4着が精一杯であった。


キングストレイルは、イン有利の馬場を大外から唯一追い込んだ馬であり、レース内容的には、勝ったアストンマーチャンと互角以上である。


よって、競馬理論は、今後のスプリント戦線において、キングストレイルにかなり高い評価を与えるべきと判断している。

また、春のスプリント王のスズカフェニックス(武豊)は、能力を発揮できずに、9着に敗れてしまった。


スズカフェニックスの敗因は、馬インフルエンザの影響の帰厩遅れによる調整不足であることが明らかであり、悲観することはない。


よって、スズカフェニックスが次走以降で巻き返す可能性はかなり高いだろう。


以上のように、第41回スプリンターズステークスでは、3歳牝馬のアストンマーチャンというスプリント戦線の新星が登場した。


アストンマーチャンやウォッカなどが牡馬相手のG1でも通用しているように、今年の3歳牝馬は、本当にレベルが高い。 競馬理論のファンの方は、今後も3歳牝馬(3歳世代)に大いに注目して欲しい。

スプリンターズステークス

いよいよ今週から、秋のGIシリーズが開幕する。今年の秋のGIは、馬インフルエンザの影響が心配されたが、大きな混乱もなく無事に迎えられそうである。


その秋のG1シリーズの第1弾は、秋のスプリント王決定戦の第41回スプリンターズステークス(2007)である。第41回スプリンターズステークス(2007)では、高松宮記念を制し春のスプリント王となったスズカフェニックス(武豊)及びサマースプリントシリーズのチャンピオンとなったサンアディユが人気となる。


スズカフェニックスは、小回り中京のスプリント戦のペースに戸惑うことなく圧勝した高松宮記念(2007)の内容から考えると、スプリンターズステークスの1200mで距離適性が高い。


また、中山競馬の芝コースは、先週と同じCコースが使用されるが、先週の競馬を見る限り外も伸びる馬場となっており、外から追い込むスズカフィニックスにとって馬場状態も味方しそうである。


これらのことから、スズカフェニックスは、普通に能力さえ発揮できれば、スプリンターズステークス(2007)を制する可能性が高い。


そこで、スズカフェニックスにとっての問題は、馬インフルエンザの影響による調整遅れだけである。スズカフェニックスは、馬インフルエンザの影響のため、栗東の橋田厩舎に帰厩できたのは、予定より2週間ほど遅い9月8日であった。


つまり、スズカフェニックスは、帰厩から3週間ほどでスプリンターズステークス(2007)に臨むことになってしまった。


これらの事情から、スプリンターズステークスでは、スズカフェニックスの体調には通常以上に注意を払うべきである。そのため、競馬理論は、スズカフェニックスの能力に高い評価を与えつつも、今週の調教状態などを考慮して、スズカフェニックスの最終評価を決定しようと考えている。


一方、サンアディユは、アイビスサマーダッシュ及びセントゥルステークスを制して、サマースプリントシリーズのチャンピオンとなった。


特に、前走のセントゥルステークスにおいて、サンアディユは、2着のカノヤザクラに5馬身の圧勝劇を演じた。


つまり、前走のセントゥルステークスの内容だけ走れば、スプリンターズステークスでサンアディユが、2007年高松宮記念馬スズカフェニックスをねじ伏せても不思議はない。


一方で、サンアディユは、北九州記念(2007)では、7着と惨敗している。


サンアディユの北九州記念(2007)の敗因は、ハイペースに巻き込まれ、馬込みに包まれてしまったことに尽きる。


よって、サンアディユが第41回スプリンターズステークスで好走できるか否かは、マイペースで先行できるかどうかにかかっている。


つまり、サンアディユは、マイペースで先行できればスプリンターズステークス(2007)で好走する可能性が高まるが、馬群に包まれてしまう展開となれば惨敗まであり得る。


そこで、サンアディユが、楽に先行できるかどうかを考えたい。第41回スプリンターズステークスの現在の出走予定馬を見る限り、例年のスプリンターズステークスのような32秒台のラップを刻む超快速馬が見当たらない。


サンアディユと逃げ争いを演じる可能性があるとすれば、クーヴェルチュール(後藤)、メイショウボーラー(福永祐一)及びローエングリン(四位)程度である。


しかしながら、クーヴェルチュールは、何が何でも逃げたいというタイプではないし、メイショウボーラーは、10ヶ月振りの競馬で猛ラップを刻むとは考え難いし、ローエングリンは、スタート後の一歩目が遅いので1200mだとペースに戸惑う可能性が高い。


更に、後方から競馬を進めるスズカフェニックスに有力馬のマークが集まるようであれば、サンアディユが、単騎で逃げを打てる展開になる可能性まであり得る。


つまり、第41回スプリンターズステークス(2007)は、繰り上がりで逃げ馬のサープラスシンガーが出走するようなことにならない限り、サンアディユが能力を発揮できる展開のレースになると競馬理論では判断している。


よって、第41回スプリンターズステークス(2007)において、サンアディユに対して、スズカフェニックスと同等又はそれ以上の評価を与える必要があると競馬理論では判断している。


春のスプリント王決定戦の高松宮記念で2着のペールギュント(上村)及び3着のプリサイスマシーン(安藤勝)も注目される。


しかしながら、高松宮記念において、ペールギュント及びプリサイスマシーンは、スズカフェニックスに決定的な能力差を見せつけられたので、よほどのことがない限り逆転は難しい。


よって、スプリンターズステークスでペールギュント及びプリサイスマシーンは、スズカフェニックスが勝つ場合の2着候補程度の評価で充分であろう。


初の1200m挑戦となるキングストレイル(田中勝)には、大いに注目すべきだろう。キングストレイルは、前走の京成杯を圧勝し、素質馬がやっと本領を発揮してきた。


キングストレイルにとっての問題は、初の1200mの距離である。しかしながら、スズカフェニックスやオレハマッテルゼのようにマイル以上の距離で好走していた馬がスプリント王となる近年の流れを見る限り、スプリント戦線のほうがマイル戦線よりも低レベルであることは間違いない。


キングストレイルも、距離に大きく戸惑わない限り、第41回スプリンターズステークス(2007)で好走する可能性が高いだろう。


よって、競馬理論は、第41回スプリンターズステークス(2007)において、初距離のキングストレイルにも高い評価を与えるべきと判断している。


他には、北九州記念(2007)で圧倒的な一番人気を裏切って惨敗したアストンマーチャンの巻き返しに注意すべきである。


アストンマーチャンは、北九州記念(2007)で圧倒的な1番人気を裏切って6着に敗れてしまったが、休み明けで超ハイペースに巻き込まれ、馬場の悪い内に押し込められた事による敗戦であり、内容的には悲観する必要がない。


また、今年の3歳馬のレベルの高さを考えると、3歳馬のトップクラスのスピード馬であるアストンマーチャンが、古馬相手に通用しないわけがない。


よって、アストンマーチャンが、第41回スプリンターズステークス(2007)で好走する可能性は高いと判断している。


以上のように、競馬理論は、第41回スプリンターズステークス(2007)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、調教状態、当日の馬場状態及び展開などを加味して、第41回スプリンターズステークス(2007)の最終的に決断する。


特に、休み明けのスズカフェニックスの体調については、念入りに調査して、スプリンターズステークスにおけるスズカフェニックスの最終評価を決定する。

秋のG1シリーズの第1弾は、スプリンターのチャンピオン決定戦であるスプリンターズステークスである。スプリンターズステークスは、グローバル・スプリント・チャレンジの第6戦でもあるので、外国からも一流のスプリンターが出走してくる。よって、今年のスプリンターズステークスは、外国馬と日本馬との比較が重要となる。


まずは、去年の覇者であるサイレントウィットネス(コーツィ)について説明する。サイレントウィットネスは、去年のスプリンターズステークスで、日本馬を問題とせずに圧勝しており、去年より手薄な日本馬相手なら、負けられないとこである。


問題は、サイレントウィットネスの今年に入ってからの成績である。サイレントウィットネスは、香港の英雄であり、短距離路線では崩れることがなかったが、今年に入ってからは地元の香港のレースでも未勝利である。但し、今年の安田記念で1着及び3着を占めたように、近年の香港の競馬のレベルは格段に上がっており、香港での敗戦が、衰えと判断するのは早計である。


つまり、サイレントウィットネスが、このメンバーでは実力ナンバーワンなのは間違い。よって、競馬理論では、直線の調教などで体調を判断し、体調次第ではサイレントウィットネスを本命に予想しようと考えている。


テイクオーバーターゲット(フォード)も人気になりそうである。テイクオーバーターゲットは、グローバル・スプリント・チャレンジで首位を独走しており、スプリンターズステークスを勝利すれば、グローバル・スプリント・チャレンジの優勝をほぼ手中に収めることができる。よって、テイクオーバーターゲットにとっては、是非とも勝ちたい一戦である。


問題は、日本馬との能力比較である。そこで、前哨戦のセントウルステークスを振り返ると、テイクオーバーターゲットは、逃げ馬から離れた2番手のインを進み、終始外を回ったシーイズトウショウの2着に敗れた。つまり、テイクオーバーターゲットは、開幕週の馬場状態では最高の展開だったにもかかわらず、シーイズトウショウに3馬身もの差をつけられてしまったのだ。このセントウルステークスの内容だけでは、テイクオーバーターゲットが、シーイズトウショウを逆転することはかなり難しいと判断せざるを得ない。


しかし、59キロの斥量や初の日本の競馬などの条件を考慮すれば、テイクオーバーターゲットがシーイズトウショウを逆転することは不可能ではないとも判断できる。よって、競馬理論は、人気などを総合的に勘案しながら、テイクオーバーターゲットの評価を決定しようと考えている。つまり、テイクオーバーターゲットが海外での実績だけで人気になるようであれば、押さえ程度の評価にとどめようと競馬理論では考えている。


レザーク(サンマル)は、イギリスの競馬でテイクオーバーターゲットを破っており、能力的には差はない。よって、レザークには、テイクオーバーターゲットと同程度の評価をしようと競馬理論では判断している。ベンバウンは、外国馬の中で実績的にも能力的にも劣っている。よって、ベンバウンが馬券の対象になることはないと判断している。


次に、これらの一流の外国馬に対抗する日本馬を説明する。まずは、春のスプリント王(高松宮記念勝ち)であるオレハマッテルゼ(柴田善)を分析する。オレハマッテルゼは、1200m戦ならば折り合いの心配がなく、ここでも能力を発揮する可能性が高い。問題は休み明けなので体調が万全であるか否かが問題となる。


よって、競馬理論では、レース前の調教状態を分析して、オレハマッテルゼの最終的な評価を決定しようと考えている。現在4戦連続連対中のシーイズトウショウ(池添)も、人気になりそうである。シーイズトウショウは、セントウルステークスの勝ちっぷりが素晴らしかったので、ここでも当然通用する。


しかし、シーイズトウショウの能力は、G1では少し足りないと競馬理論では判断している。特に、今回のスプリンターズステークスのように人気が割れる短距離戦では、多くの出走馬が色気を出してハイペースとなるので、シーイズトウショウが、近4走のようにマイペースで先行できない可能性が高い。


よって、競馬理論は、人気になりそうなシーイズトウショウを押さえ程度に評価する予定である。シーイズトウショウを、キーンランドカップで差し切ったチアフルスマイル(岩田)及び函館スプリントで差し切ったビーナスラインが、ハイペースになれば浮上しそうである。


この2頭は、シーイズトウショウよりも人気が落ちるので、馬券的には注目すべきと競馬理論では判断している。競馬理論は、有力各馬を以上のように分析している。そして、競馬理論は、各馬の能力に、調教状態、枠順、芝の馬場状態、展開等を総合的に勘案して、最終的な予想を決断する。

1 1 ビーナスライン 秋山真一郎
1 2 タガノバスティーユ 勝浦正樹
2 3 レザーク      E.サンマルタン
2 4 メイショウボーラー 福永祐一
3 5 シーイズトウショウ 池添謙一
3 6 ゴールデンキャスト 小牧太
4 7 オレハマッテルゼ  柴田善臣
4 8 キーンランドスワン L.イネス
5 9 ベンバウン     D.オドノヒュー
5 10 ブルーショットガン 藤岡佑介
6 11 タマモホットプレイ 渡辺薫彦
6 12 シンボリエスケープ 蛯名正義
7 13 テイクオーバーターゲット J.フォード
7 14 サイレントウィットネス F.コーツィー
8 15 ステキシンスケクン 後藤浩輝
8 16 チアフルスマイル  岩田康誠
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【毎週更新】2008年11月06日
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